比較的近しい方の中にはご存知の方もいらっしゃるでしょうが、私は普段化学メーカーで仕事をしている。化学メーカーの中にも文系理系の人間が混在しているとはいえ、私は出身・現在の所属部署共に完全に理系です。
で、たまに「考え方が論理的で理系っぽい」とか言われることがあるのですが、理系である事はジャズのインプロヴィゼーション(アドリブ)においてマイナスではないかと思い、一度検証してみたくなりました。
私は所詮アマチュアのプレイヤーなのでプロやセミプロの方はどうか知る由もありませんが、インプロヴィゼーションをする際にはある程度の閃きが必要だと思います。取り敢えずここでは理系を“論理的に物事を捉える性格”と定義するなら、ロジックから逸脱したフレーズを生み出す才に乏しいと言えるかも知れません。私自身は実は結構アバウトな人間で、演奏中にリズム隊が盛り上がってくれると、少々アウト気味なフレージングになっていても気分で「おりゃー」と強引に吹いてしまう事があるのですが。真に理系の人間ならば、所謂ジャズ理論から逸脱した音は出せない筈。
しかしプロの演奏をトランスクライブすると、どれだけ考えても理論化できない音を演奏している事がままあり、頭を悩まします。しかもそれで格好良いから余計に困る。(誰もが経験あるかと思います) 普通ならある段階で論理化できないけどサウンドしているから良いフレーズなのだ、と見切りを付けフレーズとしてストックするのでしょうが、真の理系ならばそうはいかない。非論理的なものは受け付けられないのだから。
故に矢張り真に“理系=論理的である”ことはインプロヴィゼーションにおいてマイナスであるという結論に至った。ただ近年技術の向上が凄まじいAIの分野が、あらゆるジャズマンの演奏をアナライズしたなら、そういった理論化できない演奏にも一定の法則性を導き出せるのかも知れない。ワクワクしながらその時を待ちたい。
今後の演奏予定
5/5(祝) 13:30~14:00
TAKAMATSU MUSIC BLUE FES 2019
バンド名:ポプシーズ
場所:JR高松駅前広場
ミュージックチャージ:無料
ボーカル、松永祥子さんを加えての華やかな演奏になる予定です。トランペットセクションをフィーチャーしたBig Phat Bandの『Backrow Politics』も演奏予定!
5/5(祝) 15:45~16:15
TAKAMATSU MUSIC BLUE FES 2019
バンド名:シカゴバンド
場所:JR高松駅前広場
ミュージックチャージ:無料
CHICAGOの最も人気のある初期の曲を中心に演奏します。今回初披露となる新曲も。
5/18(土) 19:00~
瓦町Dining Turtlesセッション
場所:香川県高松市瓦町2-2-22
参加費:1,000円
フレンチレストラン「Turtles」さんでの月例セッションで代打のホストを務めます。
初心者大歓迎のセッションなのでお気軽に遊びに来て下さいね!
5/25(土) 18:00会場、19:00~1st set、20:15~2nd set
Bop Renaissance ライブ
場所:瓦町Dining Turtles 香川県高松市瓦町2-2-22
ミュージックチャージ:1,500円 (学生1,000円)
50~60年代のストレートアヘッドなバップ期のジャズを愛するメンバーが集まり結成されたモダンジャズバンド。今回はハードバップ期のマイルス・デイヴィスが演奏した曲の数々をお送りします。
ジャズの初心者の方でも楽しめるであろう工夫を用意していますので、ジャズを余り聴いたことが無いという方もお気軽に是非お越しください。
6/15(土) 19:00~
瓦町Dining Turtlesセッション
場所:香川県高松市瓦町2-2-22
参加費:1,000円
フレンチレストラン「Turtles」さんでの月例セッションで代打のホストを務めます。
初心者大歓迎のセッションなのでお気軽に遊びに来て下さいね!
6/29(土) 19:00~
瓦町Dining Turtles Saturday Jazz Live
場所:香川県高松市瓦町2-2-22
テーブルチャージ:700円
ピアニスト阿部路子さんとデュオでジャズのスタンダードナンバーをお送りします。
音楽を聴きながらフレンチの一品料理やお飲み物をお楽しみいただけます。
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