今のエンターテイメントは体験を売るビジネスモデルが主流と読んだことがある。日本は欧米に比してCD文化が比較的残っている国ではあるものの、多くのポップミュージシャンがライブの演出面に力を入れているのはそういう理由だ。
私は中学生時代は主にクラシック・ハードロック、高校生時代はメタル・ジャズ、大学生時代はジャズ・ヒップホップに嵌っていた様な人間で、今までポップミュージックに無縁で生きてきた。昨年一昨年と、妻に付き添う形である日本国内では超メジャーなロックバンドのアリーナコンサートに行ったのだが、観客を楽しませる為に如何に知恵を絞っているかが良く分かる進行となっており感動したものだ。実際、一見さんである私も楽しめた。つまりコア層と新規層がバッティングしていないのだ。これは凄い事だと思う。
そういった視点を併せ持つジャズライブは正直それ程多くない、と私個人としては感じている。どういうライブが良いライブなのか、当然企画者の判断に寄るところではあるのだが、もっとジャズに初めて触れる聴き手がフィーリングで楽しめるジャズライブがあっても良いのだろうと思う。非常に難題ではありますが。
主題であるCDに話を戻す。CDの売上は今や一部のアイドルグループの握手券等の特典付きのものがトップを占めている。私はアイドル文化にそもそも興味がないのでアイドルの手に接触したい願望は無いが、多分ジャズミュージシャンと握手したいという人も極々少数だろう。因みに握手券付きのCDを買ったファンは、手元に残った不要なCDを大量に廃棄することも良くあるそうなので、地球環境を悪化させる大量のゴミを発生させるという意味で個人的にはそのマーケティングには否定的です。
良いジャズライブだったら、そのプレイヤーを応援したい気持ちを当然強く抱く。その場合に支援する方法が「CDを買う」という選択肢に限定されていることが少々問題なのではないか、と思い至った。個人的には良いライブと思ったら1000~3000円位、追加チップとして私的に払うシステムとかどうかなぁと思う。
気軽にプレイヤーさんに直接支払えるアプリケーションとかないのだろうか。キャッシュレスで各種ポイント等で支払えるのなら、例えば「余っているポイントだしプレイヤーさんに還元しようかな」という様な心理にもなり易い気がする。店内であからさまに金銭を授受する訳でもないのでお店側とプレイヤー間のギャランティのトラブルも避けられるし良いのではないだろうか。プレイヤーとしても何より金を多く払ってくれるのが一番嬉しいのでは?と思う。意外と違うのだろうか。もしくはCDに何らかの特典を付けてくれると嬉しい。例えば、次回のライブのディスカウントチケットとか。
(特典だが、個人的には最も一般的に行われているサービスであるサインも特に求めていない。サインどうですか?と言われれば無下に断るのも無礼なので勿論お願いしてますけども。これは私の感性がちょっとズレているのは自覚している。私は脳に体験が刻まれればそれで満足なタイプなのです。)
(もうちっとだけ続くんじゃ。)
今後の演奏予定
10/19(土) 19:00~
瓦町Dining Turtlesセッション
場所:香川県高松市瓦町2-2-22
参加費:1,000円
フレンチレストラン「Turtles」さんでの月例セッションでホストを務めます。
初心者大歓迎のセッションなのでお気軽に遊びに来て下さいね!
10月26日(土) Open 18:30~ Start 19:00~
西珈琲骨 丸亀港Garage Bar OCEANS'11 Live in Oct 「A Night of Jazz」
場所:香川県丸亀市港町307-8 藤澤倉庫
ミュージックチャージ:2500円 ワンドリンク付
西珈琲骨として、丸亀港のGarage Bar OCEANS'11さんでのライブです。
ちょっとボサやサンバ、ファンクといったノリのいい曲を多めにお届けできると思います。
11/23(土) 18:30~20:30
丸亀ビッグバンドジャズフェス
場所:丸亀城大手門
ミュージックチャージ:無料
県内のビッグバンドが集まる音楽イベントです。
私はポプシーズの一員として参加します。
11/24(日) 時間未定
第14回丸亀ジャズストリート
場所:丸亀駅前各地
ミュージックチャージ:未定
BOP RENAISSANCEと西珈琲骨で出演します。詳細は決まり次第、追記します。
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