私は普段は化学メーカーに勤務しながら趣味として音楽を楽しんでいる。ということでページ上部のプロフィールにもある通り私はアマチュアトランぺッターと言える。
但し、アマチュアという言葉は職業化していない人を指す言葉である。そもそも「アマチュア(amateur)」は「愛好家」と日本語訳されている。ラテン語で「愛する人」という意の「アマトール(amator)」という言葉が語源なので尤もな理屈だ。
ただ、愛好家である事には微塵の異論はないものの、私は時々ライブでトランペットを演奏することでお客様から幾ばくかの対価を受け取っている。これは一種の職業化と言えるのではないか、とも思う。
アマチュアの対義語はプロフェッショナル、通称"プロ"である。しかし金銭を得ているからといって、私の様な人間が「プロです」と自称することは勿論できない。馬鹿かと思われても仕方がない。プロフェッショナルを自宅の国語辞典で引くと、「職業化している人」に加え「専門家」という意味がヒットする。少なくとも私は音楽の専門家でもなければトランペットの専門家とも到底言えない。
次にセミプロという言葉が候補として挙げられると思う。一般的にはプロ未満アマチュア以上という意味で使われることが多いと思うが、セミプロを上述と同じく国語辞典で引いてみると「技量・収入などの面でプロに近いこと」と出た。またWikipediaには「芸術・芸能活動で収入を得てはいるが、それだけでは生活には充分でないためアルバイトやパートタイム労働などによる副業で生計を立てている者」とある。所詮Wikipediaは素人辞典だけども、国語辞典の意味を照らし合わせると、Wikipediaの記載はセミプロの実情を言い表す記述として中々に相応しいのではないかと思う。つまりセミプロは限りなくプロに近い立場の者を表す、本業は芸術活動である者を指す言葉ということだ。私はセミプロという称号からは遠そうだ。
最も近いと思ったのが"ギグワーカー"という言葉である。副業解禁時代という現政府が社会保障費の拡充を棚に上げて打ち出したこの言葉を聞いたことのある方は沢山いらっしゃると思う。ギグワーカーという言葉は副業解禁によって取り上げられた割と最近の言葉です。「ギグ(gig)」とは、ジャズやロックのミュージシャン同士が、初めての顔合わせで一夜限りの演奏を行うことを意味し、それが転用されて「単発の仕事」という意味で広く使われるようになったそうです。海外だと確かにジャズライブのことを頻繁にギグと呼びますよね。私はジャズを演奏することが多く、ギグワーカーという言葉が最も近しいのではないかと思いました。余り人口に膾炙していない言葉だと思うので、「私はギグワーカーです」と名乗る勇気は未だありませんが。
今後の演奏予定
7/27(土) 18:30 Open、19:00 Start (2stage制)
西珈琲骨 Jazz Live 2019
場所:丸亀駅構内 駅カフェステーション
ミュージックチャージ:1,500円+1ドリンク)
西讃を中心に活動するジャズバンド、西珈琲骨のライブです。
普段はボサやファンク色の強いバンドですが、今回はかなりストレートなハードバップ中心の演奏をお届けできると思います。
8/11(日) 19:00~
お盆だヨ!同級生全員集合~
場所:高松 Nashville
シカゴバンドで高松のライブハウス「Nashville」で演奏します。2バンドの対バン形式。
今回はChicagoのナンバーをメドレー形式でお届けすることになりそうです。
8/17(土) 19:00~
瓦町Dining Turtlesセッション
場所:香川県高松市瓦町2-2-22
参加費:1,000円
フレンチレストラン「Turtles」さんでの月例セッションでホストを務めます。
初心者大歓迎のセッションなのでお気軽に遊びに来て下さいね!
8/31(土) 18:00 Open、19:00 Start
Bop Renaissance ライブ(詳細はフライヤーのページにて)
場所:瓦町Dining Turtles 香川県高松市瓦町2-2-22
ミュージックチャージ:1,500円 (学生1,000円)+1オーダー
50~60年代のストレートアヘッドなバップ期のジャズを愛するメンバーが集まり結成されたモダンジャズバンド。
今回はケニー・ドーハム特集ということで名盤『静かなるケニー』から中心に名曲をピックアップしてお送りします。
ジャズの初心者の方でも楽しめるであろう工夫を用意していますので、ジャズを余り聴いたことが無いという方もお気軽に是非お越しください。
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